Solid State Disk(SSD)の需要の高まり
SSDの紹介
Solid State Drives、通常SSDと呼んでいますが、サイズやインタフェース(SAS, FC, SATAなど)はハードディスクドライブと同じですが、大きな違いはハードディスクドライブがデータを記録したディスクを回転させるのに対して、SSDは不揮発性のメモリチップに情報が格納されているという点です。SSDは、電力消費が少ない、壊れにくい、性能が高いといった点ですぐれておりますが、GB単価、容量、書き込み回数の制限といった点ではハードディスクに比べて劣っています。
主要なオペレーティングシステムがサポートし始めたこともあって、SSDに対する市場の興味、需要は高まりつつあります。マイクロソフトのWindows 7はSSDをネイティブサポートしており、デフラグなどの従来の回転式のドライブに特徴的な問題を回避できるようになりました。Oracle/SunのZFSではSSDを特殊なキャッシュ領域としてアサインできるようになっております。
メカニカルな動きのある部品がない
SSDには、メカニカルな動作をする部品が使われていないため、従来の回転式のドライブ比較して消費電力は大幅にすくなくなりました。また、回転式のものと違って電源投入時の大きな電力を消費することもありません。ドライブ内のリードライトキャッシュ用途でなければ、USBメモリと同様に書き込まれたデータを保持するための力を必要としません。
動く部品がないため、SSDは外部からの衝撃や振動によって影響を受けることがなく、空気濃度や重力の問題もないため、標高の高い場所での使用も可能です。
書かれているデータブロックに係わらずデータへのアクセスは瞬時に行われるため、SSDのリード性能は従来型のハードディスクドライブと比較して非常に高速になり、このことがSSDの最大の優位性とされています。また多くの製品ではライト性能も比較的に優れています。
SSDの価格と容量
SSDのGB単価は15,000回転のSASドライブと比較して、SSDに使われているメモリチップの価格が高いために、圧倒的に高くなります。SSDの技術は10年以上前から存在しますが、一部の特殊な用途以外では価格が高いままになっています。しかし最近価格が下がり始めており、この低価格化にともなってより多くのユーザで使われるようになると思われます。
チップあたりの容量も大きくなり始めており、SSDとしての容量も大容量化が進んでおります。SSDは主に2.5インチなどの小さなドライブの形の製品が多く、このためドライブに使うことのできるチップの数に制約があります。MLC技術により、2.5インチのSSDの容量は2010年には300GBまで製品化されておりますが、この点ではまだハードディスクドライブに劣っています。
ホットスポットと書き込み回数の管理
メモリチップはハードディスクドライブと比較して、同じ場所への書き込み数に関する制約があり、製品の寿命は短くなりがちです。SSD内のメモリの位置によっては、他の場所よりも頻繁に書き込みが行われるホットスポットを作りだしてしまうリスクがあります。
この問題はSSDのファームウェアによって、ドライブ全体に書き込み回数を均等化させたり、大量の書き込みにたいしてはキャッシング技術をうまく使うなどで対処されています。オペレーティングシステムによるディスクの最適化や他のメンテナンス機能などによって、同じメモリ箇所への書き込みを避けてSSDの寿命を延ばすことに役立つと思われます。この書き込み回数の管理機能の良し悪しが、ドットヒルが新しいSSDを採用する際の重要な評価項目となっております。
適用事例:
- 大量の監視カメラからのストリーミングデータの入力
- 高速トランザクション処理用の大きなティア0のデータキャッシュエリア
- 外部からの衝撃や振動、標高の高い場所での使用(一部政府機関、防衛産業など)
- イーコマースなどのきわめて高いトランザクション処理用途
- ZFSなどのように外部ストレージ装置のSSDをキャッシュプール
ドットヒルのSSDドライブ製品
ドットヒルでは、現在以下のSSD製品を提供しています。
3.5インチSSD:
- 32GB, 64GB SLC SATA
- 80GB, 160GB SLC SAT-+
- 100GB SLC SAS
2.5インチSSD:
- 32GB, 64GB SLC SATA
- 100GB, 150GB SLC SAS


![Image: Midrange Storage System: Tested and Certified to MIL STD 810F and NEBS Level 3 [PDF Link]](../assets/images/btn-ssd-tech.jpg)